イベントタグは、HTMLのイベント属性をFlipdeskに連携するためのタグです。各イベントによるターゲティングが可能になります。設定にはHTML,jsの知識を要します。
1. 設置箇所
イベントに指定したいタグ内に設置してください。イベントタグは単体では動作しないため、必ず基本タグと一緒に設置してください。>>基本タグとは?
2. イベントタグの仕様
項目名 |
説明 |
イベント名 |
上の例の「任意のイベント名を入力」の箇所に登録したいイベントの名前を記述します。イベント名ごとにイベント計測画面で表示される為、イベント名の重複が無いように登録します。 例)「資料DL」「公式HPクリック」など |
属性 |
上の例の「任意の属性を入力」の箇所に登録したい属性名を記述します。登録した属性名はイベント計測画面で確認できます。 例)「会員ランク」「年齢」「日付」など |
属性の値 |
上の例の「指定した属性の変数or値を入力」の箇所に変数or値を記述します。入力された値は属性の値としてターゲティング条件に使用する事ができます。ご自身のサイトで使用している変数などをご入力ください。 例)「ゴールド会員」「30」「2022-06-22」 |
*イベント名、属性に使用できない文字:「'」「"」
属性のタイプについて
属性の値には属性の”タイプ”が付与されます。付与された属性のタイプに応じてターゲティング条件として活用する事ができるようになります。
属性のタイプは集計した値を参照して自動で付与されますが、イベント計測から手動で任意のタイプを設定する事もできます。
サポートされている属性のタイプは以下になります。
属性のタイプ |
ターゲティング活用例 |
数値 | 「20~30」など数値の範囲を指定してターゲティング条件として活用できます。使用例として年齢などが該当します。 |
日時 | 「2022-01-01~2022-12-31」などの日時の範囲で条件を設定できます。属性の値を日時として利用したい場合は必ず、YYYY-MM-DD、の日時のフォーマットに合わせる必要があります。 |
リスト型 | 「A, B, C」などのリストを利用してターゲティング条件を設定できます。使用例として会員ランクなどが該当します。(ブロンズ会員、シルバー会員、ゴールド会員など) |
文字列 | 種類が多いなどの理由からリスト型として運用しづらい文字列が該当します。ターゲティング条件では「XXXを含む」などの条件で活用することができます。 |
不明 | 属性のタイプが推定できなかった場合に付与されるタイプです。ターゲティング条件に使用ができないので、イベント計測から手動での設定変更が必要になります。 |
イベントタグを活用する事で以下のようなターゲティングが可能になります。
「資料DL」ボタンをクリックした「会員ランク」が「ゴールド会員」かつ年齢が20~30歳の人
3. 使用例
ここでは資料DLボタンをイベントとしてタグ設置する例を紹介します
1.<script>タグを設置します。
<body>タグ内に以下の<script>タグを挿入してください。
<!-- ▼body内に埋める -->
<script id="fd_event">
window.fdData = window.fdData || [];
function fdtag(){window.fdData.push(arguments);}
</script>
<!-- ▲body内に埋める -->
例のように日付を出力したい場合は以下の<script>タグを挿入してください。
<!-- ▼body内に埋める -->
<script id="fd_event">
window.fdData = window.fdData || [];
function fdtag(){window.fdData.push(arguments);}
<!-- ▼日付を出力する為の記述 -->
function currentDate() {
var date = new Date();
var year = date.getFullYear();
var month = ('00' + (date.getMonth()+1)).slice(-2);
var day = ('00' + date.getDate()).slice(-2);
return year + '-' + month + '-' + day;
}
<!-- ▲日付を出力する為の記述 -->
</script>
<!-- ▲body内に埋める -->
2.計測したいタグにイベントを設定
サイトにある「資料DL」ボタンにイベントを設定したい場合。
<button>資料DLボタン</button>
↓
<button onclick="fdtag('event', '資料DL', {
'会員ランク': '{member.classlank}',
'年齢': '{member.age}',
'日付': currentDate(),
});">資料DLボタン</button>
実際に使用する変数はご自身のサイトで使用されているものをお使いください。
日付を出力するcurrentDate()はそのままお使いいただけます。
設定は以上になります。
4.動作確認の手順
イベントを設定したタグがクリックされるとイベント計測から確認することができます。